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臥 龍 通 信 2月号外 <2005.02.22発行> http://www.Nakajima-MSI.com |
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| ◆ 臥 龍 通 信 2月号外 ◆ 頑張れホリエモン |
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| 頑張れホリエモン 日本放送とフジテレビを相手に、ライブドアの堀江貴文社長が孤独な戦いを展開しています。堀江氏は、週末に多くのテレビ局の番組に出演して、ライブドアの説明に奔走していました。日本の野球業界の問題点を明らかにした堀江氏でしたが、今度は放送業界の問題点を明らかにしつつあります。ライブドアの堀江氏に報道の公共性などを質問する放送各局ですが、堀江氏に対するテレビ放送各局の報道は明らかに公共性など口にできないほど陳腐なもので、ニュース・キャスターのまったく本質を考えない陳腐な質問も、専門家のインサイダー情報に関する質問とも思えるようなやり取りなど、放送各局の報道の大きな問題点が堀江氏の報道の結果として明らかになりつつあります。 田原総一郎氏の「サンデー・プロジェクト」で、慶應義塾大学総合政策学部教授の草野 厚氏をばっさりと切り捨て、ボストンコンサルティンググループ社長の堀紘一氏を論破し、各放送局のニュース・キャスターを黙らせる堀江氏の明快さは、まさに放送各局の評論家や専門家やキャスターの知性のなさを明らかにしました。テレビ放送に関係する評論家や専門家やキャスターが平気でインサイダー情報に関する質問をし、関係ない興味本位のゴシップ質問や報道をすることが現在の放送各局の公共性のなさを国民全体に分からせる結果になりました。「堀江バッシングする報道」の内容のなさと興味本位な報道に報道当局が言う報道の公共性などまったく感じられません。サンケイ新聞の社説にある「堀江氏の放送企業経営資格」論説は新聞の公共性を利用した個人攻撃であり、新聞社の経営に特別な人間性としての資格を個人に新聞論説として問う態度は、新聞の公平性や公共性はどこに存在するのかと質問したい心境です。 ブロード・キャスターで、元大蔵省財務官で有名な「ミスター円」の榊原英資氏などは、「堀江氏の負けで、舞台から退場」などと発言し、「リーマン・ブラザーズだけが儲けるだけで、ライブドアは外資系にやられただけだ。」と平然と語りました。ライブドアを利用して外資系企業が儲けるだけでライブドアは退場と語る榊原氏こそ、リーマン・ブラザーズの経営顧問に就任しており、顧問企業の顧客であるライブドアをインサイダー情報とも取れる内容の批判をしました。 また、政治家のライブドア批判も多くなり、放送各局と評論家と政治家の集中砲火をあびるライブドアの堀江氏ですが、悪いことを何もしていない堀江氏にこれだけバッシングする日本社会が私には理解できません。努力して成功し32歳で800億円を動かす若者が大企業グループであるフジサンケイ・グループに大胆にも挑戦している姿は、日本の若者が持つ能力の大きな可能性を見せられる思いで、若者頑張れと応援したい気持ちです。 野球やサッカーの選手の年俸が数十億円で、世界的な発明をした科学研究者の年俸が数千万円である日本に失望した青色発行ダイオードの発明者は、「日本の裁判所は腐っている。」と言って日本を去っていきました。日本では同じ努力をしても、企業の技術者や経営者などは野球やサッカーのように年俸が数十億円といった高い評価をされません。若くして成功した企業経営者や技術者はほんとうに低い評価で、スポーツ関連でない才能に対する努力の蓄積としての価値は日本ではあまり認められません。一生懸命に勉強して、優秀な企業経営者や技術者になることは、スポーツや芸能界で成功する報酬や評価に比べれば、はるかに低いのです。日本で一生懸命に勉強することは、社会的に多くの報酬と高い評価にはならないため、勉強を一生懸命する動機付けが極めて弱い社会になってしまいました。 堀江氏の成功は日本の未来にも重要で、努力する若者の可能性を証明する大きな財産でもあります。そんな堀江氏を堀江氏の年齢の2倍を超えるような年配の大人たちが、32歳の若者を集中して攻撃する政治家、評論家、テレビ・キャスターの報道は見苦しい限りです。なぜ、努力して成功し、新たな挑戦を続ける若者を日本社会は異端児としてバッシングするのか。まさに、学校の平均的な水準を超える異端児は「いじめ」にあうように、堀江氏を分別のある大人が異端児として「いじめている。」印象さえあります。 私の時代は陰湿な「いじめ」はあまりなかったと思いますが、勉強ができればまずいじめられることはありませんでした。現在は、飛びぬけて勉強ができるとそれが「いじめ」の理由になります。平均的な能力をはるかに超える能力があるとそれが「いじめ」の対象になるため、義務教育の過程では、学校や先生がどれだけ学力の向上を考えても、学校内に水準以上の能力に対する「いじめ」の構造があれば、生徒はだれも能力を発揮しようとは考えません。善良で努力する生徒が「いじめの対象」となって学校から追われて、他人を妬みと嫉妬で「いじめ」をする努力もしない陰湿な生徒だけが学校を占領します。能力を発揮できず、努力をする生徒はいじめによって学校から追われるか、いじめによって生命の危険さえ覚悟しなければならない状況が現在の学校です。 他人の成功を妬み、嫉妬する日本社会の体質は、今回のライブドアの堀江氏に対しても十分に発揮されていると思います。そんなに32歳の成功者が妬ましいのか。日本の未来の可能性としての堀江氏の可能性と今回の堀江氏が指摘した放送業界や日本企業の問題点には注目をせず、すでに権利を持っている年寄りが若者に挑戦され、権利を手放したくないという醜い抵抗の姿に今回の騒動は見えてきます。今回の騒動で、マスコミの専門家やキャスターの知性がいかに陳腐なものかを堀江氏は明らかにしてくれました。驚くほどの陳腐な質問に終始する報道各局の番組は、日本の報道の知的レベルがいかに低く、低俗で、興味本位な報道であるかを明らかにしました。現在の放送各局に報道の公平性と公共性など語る資格さえないと国民は気づいたはずです。 たしかに、自民党の政治家は1億円の小切手の問題で騒いでいるのですから、32歳で800億円を動かす若者に大いに嫉妬することは考えられますが、それが政権政党の政治家の言うことかと思います。そんなに日本の若者の成功を嫉妬して潰したいのであれば、偉そうに若者の未来ある日本社会の実現などという言葉は今後一切使うなと言いたいです。若者の未来を信じていると語る堀紘一氏や榊原英資氏や草野厚氏などは、なぜ堀江氏を擁護しないのか不思議です。特に榊原氏に関しては顧問をする企業の顧客であるライブドアに対して内部情報とも言える発言をするなど、日本の専門家はそんなに堀江氏が妬ましいのかと思います。 今回のライブドアの堀江氏の問題は、堀江氏は資本主義のルールに従って、大企業グループの買収に挑戦しただけですが、そんな32歳の成功者の挑戦がなぜ大人社会からバッシングされなければならないか。努力して成功した若者の挑戦をなぜ日本社会は潰そうとするのか。そして、将来がんばって成功する若者はすべて潰される運命なのか。若者が成功して、日本社会の責任感のない雇われた社長と同様の水準以上の能力を発揮して大胆な挑戦をすることは許さないということでしょうか。若者はスポーツと芸能界で頑張ればいいのであって、大人社会に挑戦などするなということでしょうか。妬みと嫉妬の日本社会の弊害をあらためて見る思いです。 税金を食い物にする官僚や利権がらみの政治家の陰湿さに比べれば、個人の努力によって成功した若者の資本主義のルールに従った大胆な挑戦に、バッシングするだけの理由がありません。企業経営を失敗すれば責任回避に走る企業経営者や国家経営に失敗すれば苦しい言い訳を繰り返して責任も取らない官僚こそが、個人的にもバッシングされるべきで、成功した若者を嫉妬してバッシングする前に、まず日本の企業経営者と国家経営者がこれまでやってきたことを考えてみろと言いたいです。 大きなリスクを負って、大胆な挑戦をするホリエモンこと堀江貴文氏に、私は大きな声援を送りたいです。負けるな、ホリエモン! 宣伝スポンサー企業には頭が上がらず、どうせお笑いばかりのバラエティ番組や低俗な暴露番組で視聴率を追いかけている放送局なのだから、一度32歳の若者に放送局をどう経営していくか任せてみてもよいのではないかと考えます。公共性を強調するなら、現在の放送局が放送している番組が内容的にも誇れる内容の番組であるのかを反省してほしいと思います。見ているだけで恥ずかしくなるような低俗な番組を放送しておいて、報道機関である放送局の公共性など、恥ずかしくもなくよく主張できるものだと思います。視聴率がすべてであれば、公共性など言わずきわどい番組で視聴率を追及すれば良いし、公共性を叫ぶのであれば視聴率を考えない視聴者本位の報道をすればいいのであって、低俗できわどいバラエティ番組を放送しながら、一方で偉そうに公共性を都合よく持ち出すのはこれこそフェアーではありません。 日本企業の収益率は、過去最高の利益を出したといっても株主に年5%の配当も出せないで経団連も大きなことを言わないでほしい。個人の思想や心情は他人に非難されるものではなく、違法なことでない限りは言論の自由があるし、公共の電波で個人の心情を批判することは経団連会長の立場としてはフェアーな態度ではないと考えます。また、資本主義のルールとして株主が株式会社のオーナーで、サンケイ新聞も企業経営の資格を問うのであれば、企業経営者としての資格の内容を提示し、その資格ある企業経営者と資格のない経営者を具体的にするべきで、姑息な個人攻撃を新聞の論説で展開するなど、報道と言論の公平性と公共性を口にできない行為だと思います。 口では若者の可能性を期待するといいながら、若者がスポーツや芸能関係で活躍することは歓迎しても、大人社会の利権に挑戦する若者はどんな扱いを受けるかは、今回のライブドアを見れば分かります。きれいごとを言いながら、能力ある若い挑戦者はどんなに努力しても若造といわれて小突き回され、財界人や政治家やマスコミから集中砲火を浴びて潰されそうになるのが日本の社会の現実です。情けない大人社会ですが、あらためてホリエモンの活躍と勇気ある挑戦に期待したいと思います。 |
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| 中嶋経営科学研究所 所長 中 嶋 隆 | ||||||
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