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日本の対中貿易
2005年の1月から、2004年の日本の対中貿易が米国との貿易額を超えたといっせいに報道され始めました。財務省が1月26日に発表した速報値で香港を含む中国との貿易が22兆2000億円となり、対米貿易額を対中貿易額が超えたことを発表しました。もともと、日本の統計は水増し統計や意図的な操作があるのは、ITのインターネット普及率や科学者研究者の数などで経験済みですが、やっと中国との貿易についても正確な数字を発表しなければならないほど、日本の対中貿易関係が密接になってきました。
ITのインターネット普及率では、PC利用のインターネットの普及率が低いので、韓国では計算に入れない携帯電話のメール利用者までインターネット利用者として計算して、日本は大幅なインターネット普及率を水増し発表していました。科学研究者の数も博士号取得者の基準を採用する海外の統計に対して、日本では大学卒業の学士研究者を数として計算するなどの水増し科学研究者数の発表もありました。日本の対中貿易も中国本土の単独統計でこれまで発表してきましたが、やっと中国本土や香港や台湾などの中国圏で考えるようになりました。経済評論家もいっせいに対中貿易額の急激な増加を話題にしていますが、台湾を中国の領土と認める日本の立場から考えれば、中国貿易額は中国本土と香港と台湾の個別統計と合算統計を発表するべきでした。
日本の貿易相手国別ランキング(2004年)
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日本の貿易相手国
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輸出額
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輸入額
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貿易総額
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中国(香港を含む)
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11兆8300億円
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10兆3700億円
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22兆2000億円
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中国圏
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16兆3729億円
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12兆1723億円
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28兆5452億円
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米国
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13兆7205億円
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6兆7589億円
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20兆4795億円
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韓国
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4兆7860億円
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2兆3847億円
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7兆1708億円
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台湾
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4兆5429億円
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1兆8023億円
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6兆3452億円
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ドイツ
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2兆0506億円
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1兆8461億円
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3兆8968億円
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英国
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1兆6357億円
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7197億円
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2兆3554億円
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EU全体
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9兆4741億円
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6兆2077億円
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15兆6819億円
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アジア全体
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29兆6423億円
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22兆2120億円
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51兆8544億円
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総額
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61兆1829億円
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49兆1721億円
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110兆3550億円
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出所:財務省
日本の対中貿易は、2004年ではなく2003年の段階で中国圏(中国本土・香港・台湾)合計貿易額は米国との対米貿易額を超えていました。2003年世界貿易ランキングで日本の輸出は4719億ドル、輸入は3830億ドルで日本の貿易総額は8549億ドル、中国の輸出は4384億ドル、輸入は4128億ドルで中国の貿易総額は8512億ドルで日本の貿易額を同等のレベルまでに中国貿易は2003年の時点でも成長していました。2003年の中国圏(中国本土・香港・台湾)の貿易総額は1兆5857億ドルで、中国圏の貿易総額は日本の約2倍の貿易額にまで成長していました。
2004年の日本貿易速報値によれば、すでに日本の貿易額の20%が中国本土で、25%が中国圏(中国・香港・台湾)になり、対米貿易が20%を割ってしまいました。日本にとって中国はすでに米国を超える貿易相手国になっており、日本の経済成長はまさに中国の経済発展に依存しています。
一方、中国本土の2004年の貿易総額は、日本の貿易総額の約1兆700億ドルに対して、中国本土の貿易総額は1兆1547億ドルで、香港や台湾を計算に入れない中国本土だけで日本の貿易総額を超えてしまいました。2004年の世界貿易ランキングは第一位が米国、第二位がドイツ、第三位が中国本土、第四位が日本になりました。香港や台湾の貿易額を合算しないでも、中国本土は日本を超える貿易大国に成長しました。
中国の2004年の貿易相手国は、EUが第一位で、米国が第二位で、日本は中国の貿易相手国としては第三位の地位になりました。日本の貿易相手国として、中国は第一位だけれども、中国にとって日本は貿易相手国として第三位という関係が成立しています。
すでに米国にとっても、世界にとっても中国の経済的な存在感は日本をはるかに凌駕しています。世界の軍事大国、経済大国、教育大国、エネルギー大国などの評価を受けるようになった21世紀の中国の存在を日本はあらためて考える必要があります。
中国の粗鋼生産量
中国の発展振りを考えるよい指標に、粗鋼生産量があります。大規模建設事業のための経済発展には粗鋼生産量は重要な指標と考えますが、中国の建設向け鋼材原料である粗鋼生産量の増加は急激で2005年も生産量が減少する気配もありません。中国の建設景気で日本の鉄鋼業も中国輸出を増加させていますが、日本や米国の約3倍の建設鋼材を生産してもまだ足りない中国の建設ラッシュを見ると、急速に発展する中国の新たな姿を感じます。日本全国の高層ビルを集めても、上海の高層ビル数にも足りないという中国の建設ラッシュは驚きでもあります。EUの25カ国と米国の合算粗鋼生産量よりも中国の粗鋼生産量が多いのは、まさに驚きの経済発展です。
2004年・2005年の粗鋼生産量
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国名
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2004年生産量
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2005年生産予定
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中国
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2億7245万トン
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3億1000万トン
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日本
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1億1267万トン
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―
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米国
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9854万トン
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9800万トン
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ロシア
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6428万トン
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6500万トン
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韓国
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―
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4700万トン
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インド
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―
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3400万トン
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ブラジル
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―
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3300万トン
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EU(25カ国)
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1億9350万トン
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2億トン
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世界62カ国合計
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10億3549万トン
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出所:日本鉄鋼連盟
参考文献:
公開コンテンツ「日本の化学兵器の中国遺棄問題」
公開コンテンツ「危機意識なき日本」
臥龍通信第112号「日本の戦後と靖国問題A」
臥龍通信第111号「日本の戦後と靖国問題@」
臥龍通信第108号「中国から見た日本」
臥龍通信第106号「最近の中国対立」
臥龍通信第98号「日本の対中貿易」
臥龍通信第96号「中国のエネルギー戦略」
臥龍通信第94号「日本の教育」
臥龍通信第90号「韓国技術エリートの台頭」
臥龍通信第87号「IMDと社内大学」
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